jQueryクイックリファレンス
jQueryはJavaScriptのライブラリです。
jQueryを利用するとプログラムを簡単に記述できて、ブラウザ間の差異を吸収してくれるのが特徴です
jQuery基本構文
<script src="http://ajax.googleapis.com/ajax/libs/jquery/1.11.3/jquery.min.js"></script>
<script>
$(function(){
$(".explain").mouseenter(function(){ //説明文にマウスを乗せると
$("#hint").show(); //ヒントを表示します
});
});
</script>
自分選択
関数 | 説明 | 戻り値 |
$("selector") |
セレクタにマッチしたものを選択する (検索対象はページ全体) | jQuery |
$(this) |
自分自身を選択する | jQuery |
$(document) |
documentオブジェクトを選択する | jQuery |
関数 | 説明 | 戻り値 |
filter(selector) |
自分自身から~を選択する (子孫は検索対象外) | jQuery |
filter(function) |
自分自身を1つ1つループ処理して絞り込む | jQuery |
add(selector) |
自分自身に~を追加する | jQuery |
not(selector) |
自分自身から~を除外する。filter()の反対になる (子孫は検索対象外) | jQuery |
is(selector) |
自分自身が~の条件を満たしていれば真 (子孫は検索対象外) | Boolean |
関数 | 説明 | 戻り値 |
first() |
最初を選択する | jQuery |
last() |
最後を選択する | jQuery |
eq(n) |
n番目を選択する (nは0から始まる。最後は-1) | jQuery |
slice(n, m) |
n番目からm番目までを選択する (nは0から始まる。最後は-1。m省略時は最後まで選択される) | jQuery |
関数 | 説明 | 戻り値 |
end() |
1つ前の選択に戻る | jQuery |
addBack(selector) |
1つ前に選択したものを現在の選択に追加する | jQuery |
関数 | 説明 | 戻り値 |
get(n) |
jQueryオブジェクトからn番目のDOM要素を取得する (番号は0から。最後は-1) | DOM |
index() |
自分自身が兄弟の中で何番目かを返す (番号は0から) | Number |
index(selector) |
セレクタにマッチした最初の要素の配列番号を返す (番号は0から。見つからなかったら-1) | Number |
toArray() |
jQueryオブジェクトが保有する全てのDOM要素を配列に入れる | Array |
関数 | 説明 | 戻り値 |
each(function) |
jQueryオブジェクト内の要素に対してループ処理を行う | jQuery |
map(function) |
jQueryオブジェクト内の要素に対してループ処理を行い、結果をjQueryオブジェクトで得る | jQuery |
HTML操作
関数 | 説明 | 戻り値 |
html() |
中身の文字列を全て返す (子孫も含む) | String |
text() |
中身でテキストの部分だけを全て返す (子孫も含む) | String |
関数 | 説明 | 戻り値 |
html(html) |
中身を変更する (子孫は消える) | jQuery |
text(string) |
中身を変更する (子孫は消える、引数の<>はエスケープされる) | jQuery |
empty() |
中身を削除する (子孫も消える) | jQuery |
関数 | 説明 | 戻り値 |
replaceWith(html) |
要素自体を置き換える (子孫は消える) | jQuery |
replaceWith(function) |
要素自体を1つ1つループ処理して置き換える | jQuery |
clone() |
要素自体をコピーする (子孫も含む。引数trueでイベントなどの内部情報もコピーする) | jQuery |
remove() |
要素自体を削除する (子孫も消える) | jQuery |
detach() |
要素自体を削除する (remove()との違いはイベントなどの内部情報を削除せず維持する点です) | jQuery |
関数 | 説明 | 戻り値 |
prepend(html) |
長男として加える | jQuery |
append(html) |
末っ子として加える | jQuery |
before(html) |
兄として加える | jQuery |
after(html) |
弟として加える | jQuery |
関数 | 説明 | 戻り値 |
prependTo(selector) |
長男として加える prepend()の文法違い | jQuery |
appendTo(selector) |
末っ子として加える append()の文法違い | jQuery |
insertBefore(selector) |
兄として加える before()の文法違い | jQuery |
insertAfter(selector) |
弟として加える after()の文法違い | jQuery |
replaceAll(selector) |
要素自体を置き換える replaceWith()の文法違い | jQuery |
関数 | 説明 | 戻り値 |
wrap(html) |
外側をタグで挟む | jQuery |
wrapAll(html) |
外側をまとめてタグで挟む | jQuery |
wrapInner(html) |
内側をタグで挟む | jQuery |
unwrap() |
親のタグを削除する (親の中身は削除されない) | jQuery |
属性操作
関数 | 説明 | 戻り値 |
attr(attr) |
属性の値を取得する (最初の要素が対象) | String |
attr(attr, value) |
属性に値を設定する | jQuery |
removeAttr(attr) |
属性を削除する | jQuery |
css(property) |
CSSの値を取得する (最初の要素が対象) | String |
css(property, value) |
CSSに値を設定する (単位省略時はpx) | jQuery |
addClass(class) |
クラスを追加する | jQuery |
removeClass(class) |
クラスを削除する | jQuery |
toggleClass(class) |
クラスの追加/削除を切り替える (なければ追加し、あれば削除します) | jQuery |
hasClass(class) |
クラスが存在すれば真 | Boolean |
関数 | 説明 | 戻り値 |
val() |
フォームに入力されている値を取得する (最初の要素が対象) | Multi |
val(value) |
フォームに値を入力する | jQuery |
関数 | 説明 | 戻り値 |
prop(property) |
プロパティの値を取得する (最初の要素が対象) | Multi |
prop(property, value) |
プロパティに値を設定する | jQuery |
removeProp(property) |
プロパティを削除する | jQuery |
関数 | 説明 | 戻り値 |
data(key) |
独自データを取得する (最初の要素が対象) | Object |
data(key, value) |
独自データを設定する (値には配列やオブジェクトも代入できる) | jQuery |
removeData(key) |
独自データを削除する | jQuery |
家族選択
関数 | 説明 | 戻り値 |
find(selector) |
子孫から検索する (自分自身は検索対象外) | jQuery |
has(selector) |
子孫に~を持っているものを選択する | jQuery |
関数 | 説明 | 戻り値 |
children(selector) |
子をすべて選択する (選択対象にテキストは含まず、検索対象に孫は含まず) | jQuery |
contents(selector) |
子をすべて選択する (children()との違いはテキストも選択される点) | jQuery |
関数 | 説明 | 戻り値 |
parent(selector) |
1つ上の親を選択する (検索対象は1つ上の親のみ) | jQuery |
parents(selector) |
親をすべて選択する (検索対象は直系の親すべて) | jQuery |
parentsUntil(selector) |
指定した親の手前まですべて選択する | jQuery |
closest(selector) |
セレクタにマッチした一番近い親を選択する (検索対象は自分を含めて直系の親すべて) | jQuery |
offsetParent() |
CSSのpositionが設定されている一番近い親を選択する (値はabsolute,relative,fixed限定) | jQuery |
関数 | 説明 | 戻り値 |
prev(selector) |
1つ上の兄を選択する | jQuery |
prevAll(selector) |
兄をすべて選択する | jQuery |
prevUntil(selector) |
指定した兄の手前まで選択する (自分は含まず) | jQuery |
next(selector) |
1つ下の弟を選択する | jQuery |
nextAll(selector) |
弟をすべて選択する | jQuery |
nextUntil(selector) |
指定した弟の手前まで選択する (自分は含まず) | jQuery |
siblings(selector) |
兄弟をすべて選択する (自分は含まず) | jQuery |
セレクタ
CSSでHTMLを選択するのと同じように、$("セレクタ")とするだけで該当するHTMLを選択できます
セレクタ | 説明 |
AB |
AかつBを選択する。AND条件 (空白を空けずに記述) |
A, B |
AまたはBを選択する。OR条件 (コンマ区切りで記述) |
A B |
親Aの子孫Bを選択する (孫も含む) |
A > B |
親Aの子Bを選択する (孫は含まない) |
A + B |
Aの1つ下の弟Bを選択する |
A ~ B |
Aの弟Bをすべて選択する |
* |
全ての要素を選択する |
セレクタ | 説明 |
tag |
タグ名から選択する |
#id |
ID名から選択する |
.class |
クラス名から選択する |
セレクタ | 説明 |
[attr] |
attr属性を持つものを選択する |
[attr = 'value'] |
attr属性の値がvalueであるものを選択する |
[attr != 'value'] |
attr属性の値がvalueでないものを選択する * |
[attr ^= 'value'] |
attr属性の値でvalueの文字で始まるものを選択する |
[attr *= 'value'] |
attr属性の値でvalueの文字を含むものを選択する |
[attr $= 'value'] |
attr属性の値でvalueの文字で終わるものを選択する |
[attr ~= 'value'] |
attr属性の値の1つがvalueであるものを選択する |
[attr |= 'value'] |
attr属性の値がvalueであるもの、または、value-で始まるものを選択する |
セレクタ | 説明 |
:first |
最初を選択する * |
:last |
最後を選択する * |
:eq(n) |
n番目を選択する (nは0から始まる。-1は最後) * |
:gt(n) |
n番より大きいものを選択する (nは0から始まる。-1は最後) * |
:lt(n) |
n番より小さいものを選択する (nは0から始まる。-1は最後) * |
:even |
偶数を選択する (番号は0から始まる) * |
:odd |
奇数を選択する (番号は0から始まる) * |
セレクタ | 説明 |
A:first-child |
兄弟の中で最初がAならAを選択する |
A:last-child |
兄弟の中で最後がAならAを選択する |
A:nth-child(n) |
兄弟の中でn番目がAならAを選択する (nは1から始まる) |
A:nth-last-child(n) |
兄弟の中で最後からn番目がAならAを選択する (nは1から始まる) |
セレクタ | 説明 |
A:first-of-type |
兄弟の中で最初のAを選択する |
A:last-of-type |
兄弟の中で最後のAを選択する |
A:nth-of-type(n) |
兄弟の中でn番目のAを選択する (nは1から始まる) |
A:nth-last-of-type(n) |
兄弟の中で最後からn番目のAを選択する (nは1から始まる) |
セレクタ | 説明 |
A:only-child |
Aが一人っ子の場合にAを選択する |
A:only-of-type |
兄弟の中にAが1人だけの場合にAを選択する |
セレクタ | 説明 |
:contains('string') |
中身に指定した文字列が含まれていたら選択する (孫以下のテキストも検索対象) |
:has('selector') |
子孫に~を持っているものを選択する * |
:parent |
子を持つ親を選択する (子にはテキストも含む) * |
:empty |
子を持たない親を選択する (子にテキストも持たない) |
セレクタ | 説明 |
:checked |
チェックされているものを選択する (checkboxとradioのみ有効) |
:selected |
選択されているものを選択する (optionのみ有効) * |
:enabled |
有効なものを選択する |
:disabled |
無効なものを選択する |
:focus |
フォーカスが当たっているものを選択する |
セレクタ | 説明 |
:visible |
見えるものを選択する |
:hidden |
見えないものを選択する (見えない=表示サイズがゼロ) * |
:animated |
アニメーション中のものを選択する * |
:not('selector') |
~にマッチしないものを選択する * |
:header |
見出し要素を選択する (h1,h2,h3,h4,h5,h6) * |
:lang('xx') |
lang属性がxxのものを選択する |
:target |
ユーザが#付きのURLで移動した場合、そのIDを持つものを選択する |
:root |
ドキュメントの基点を選択する (<html>のこと) |
Ajax
Ajaxで通信できるのは原則的に内部サイト限定で、文字コードはUTF-8限定です
$.ajax()を使ったデータ送信例
$.ajax({
url : $("form").attr('action'),
type: $("form").attr('method'),
data: $("form").serialize(),
success: function(response) {
alert(response);
},
error: function(xhr) {
alert(xhr.responseText);
}
});
関数 | 説明 | 戻り値 |
load("URL selector") |
ページを読み込んで表示する | jQuery |
load("URL selector", query, func) |
ページを読み込んで表示する | jQuery |
関数 | 説明 | 戻り値 |
$.get(url,query,func,dataType) |
GETを実行して成功時に関数を実行する ($.ajax()の簡易版) | jqXHR |
$.post(url,query,func,dataType) |
POSTを実行して成功時に関数を実行する ($.ajax()の簡易版) | jqXHR |
$.getJSON(url,query,func) |
JSONを取得して成功時に関数を実行する ($.ajax()の簡易版) | jqXHR |
$.getScript(url,func) |
JavaScriptを読み込んで実行する ($.ajax()の簡易版) | jqXHR |
$.ajax(object) |
Ajaxを実行する (引数に通信設定を記載したオブジェクトを指定する) | jqXHR |
関数 | 説明 | 戻り値 |
$.ajaxSetup(object) |
通信設定の初期値を設定する (引数に通信設定を記載したオブジェクトを指定する) | - |
$.ajaxPrefilter(dataType,func) |
$.ajax()を拡張して通信設定を独自に制御する | - |
$.ajaxTransport(dataType,func) |
$.ajax()を拡張してsendとabortを独自に制御する | - |
関数 | 説明 | 戻り値 |
serialize() |
フォームの内容からクエリ文字列を作成する (name属性がある要素が対象) | String |
serializeArray() |
フォームの内容を配列にする | Array |
$.param(array) |
配列またはオブジェクトからクエリ文字列を作成する | String |
Ajaxの通信設定 $.ajaxSettings
Ajaxの通信設定は主に$.ajax()の引数に渡す形で利用します
プロパティ | 説明 | 値 |
url |
送信先のURL (初期値は現在のページ) | String |
type |
リクエストメソッド。GETやPOST (初期値はGET) | String |
data |
サーバに送信するデータ (URLエンコードした文字列またはオブジェクト) | String |
dataType |
サーバから取得するデータの形式。html,text,xml,json,jsonp,scriptのどれか (初期値は自動判断) | String |
context |
関数内にあるthisを指定オブジェクトに変更する (Ajaxのコールバック関数全てに適用される) | Object |
beforeSend |
通信が開始する前に実行する関数 | Function |
success |
通信が成功した時に実行する関数 | Function |
error |
通信が失敗した時に実行する関数 | Function |
complete |
通信が完了した時に実行する関数 (通信の成否は問わず、success/errorの後に実行される) | Function |
statusCode |
HTTP応答ステータス毎に実行する関数 (キーは応答ステータスの数字、値は関数) | Object |
プロパティ | 説明 | 値 |
timeout |
リクエストのタイムアウト (単位はミリ秒) | Number |
cache |
リクエスト結果をキャッシュするなら真 (初期値はtrue。jsonp,scriptの場合はfalse) | Boolean |
async |
通信を非同期に実行するなら真 (初期値はtrue) | Boolean |
crossDomain |
違うドメインと通信するなら真 (初期値は自動判定) | Boolean |
processData |
dataにオブジェクトを渡した場合、それをURLエンコードするなら真 (初期値はtrue) | Boolean |
traditional |
URLエンコードを古い方式で行うなら真 (初期値はfalse) | Boolean |
headers |
追加したいHTTP送信ヘッダ (キーはヘッダ名、値はヘッダ値) | Object |
contentType |
HTTP送信ヘッダのContent-Type値 | String |
accepts |
HTTP送信ヘッダのAccept値 (キーはdataType、値はMIMEタイプ) | Object |
username |
ベーシック認証等のユーザ名 | String |
password |
ベーシック認証等のパスワード | String |
mimeType |
HTTP応答ヘッダのContent-Type値(MIMEタイプ)を上書きする値 | String |
contents |
MIMEタイプを正規表現に掛けてdataTypeと結びつける (キーはdataType、値は正規表現) | Object |
converters |
dataType毎にデータ変換方法を設定する (キーはdataType、値は関数) | Object |
dataFilter |
生のレスポンスデータを処理する関数 | Function |
ifModified |
リクエスト結果が更新された時のみ通信成功とするなら真 (初期値はfalse) | Boolean |
jsonp |
JSONPでURLのクエリ部に付与するキー (初期値はcallback) | String |
jsonpCallback |
JSONPでURLのクエリ部に付与する値 (初期値は自動) | String |
scriptCharset |
外部から読み込むJavaScriptの文字コード (dataTypeがscript,jsonpの時限定) | String |
isLocal |
ファイルシステムなどローカルなプロトコルを使用するなら真 | Boolean |
global |
$(document)に設定したAjaxイベントを実行するなら真 (初期値はtrue) | Boolean |
xhr |
XMLHttpRequestオブジェクトを作成してそれを返す関数 (初期値は自動) | Function |
xhrFields |
XMLHttpRequestオブジェクトのプロパティと値を設定する | Object |
jqXHRオブジェクト
jqXHRオブジェクトは$.ajax()の戻り値です。success/errorの引数でも利用します。XMLHttpRequestと互換性があり、Deferredとしても使えます
関数 | 説明 | 戻り値 |
abort() |
現在の接続を中断する | - |
setRequestHeader(name,value) |
HTTP要求ヘッダを追加する | - |
getAllResponseHeaders() |
HTTP応答ヘッダをすべて取得する | String |
getResponseHeader(name) |
指定したHTTP応答ヘッダを取得する | String |
statusCode() |
通信設定のstatusCodeを実行する | jqXHR |
プロパティ | 説明 | 値 |
responseText |
サーバから取得したデータ。文字列形式 | String |
responseXML |
サーバから取得したデータ。XMLオブジェクト形式 | XML |
readyState |
現在の通信の状態 (0~4の数字) | Number |
status |
応答ステータスの数字 (404や200のこと) | Number |
statusText |
応答ステータスの文字列 (「Not Found」や「OK」のこと) | String |
イベント
イベントを利用すると「~された時に~を実行する」という処理を記述することができます
イベントの利用例
$("a").click(function(event){
alert(event.timeStamp);
return false;
});
関数 | 説明 | 戻り値 |
click(function) |
マウスをクリックした時に | jQuery |
dblclick(function) |
マウスをダブルクリックした時に | jQuery |
mousedown(function) |
マウスボタンを押した時に | jQuery |
mouseup(function) |
マウスボタンを放した時に | jQuery |
mouseenter(function) |
マウスポインタが外側から入ってきた時に | jQuery |
mouseleave(function) |
マウスポインタが外側に出ていった時に | jQuery |
hover(function1, function2) |
マウスポインタが出入りした時に (mouseenter+mouseleaveの省略記法) | jQuery |
関数 | 説明 | 戻り値 |
mouseover(function) |
マウスポインタが乗った時は常に (mouseenterの使用をオススメします) | jQuery |
mouseout(function) |
マウスポインタが降りた時に (mouseleaveの使用をオススメします) | jQuery |
mousemove(function) |
マウスポインタが動いた時は常に (動作が重いので使用に注意) | jQuery |
関数 | 説明 | 戻り値 |
keydown(function) |
キーボードのボタンを押した時に | jQuery |
keyup(function) |
キーボードのボタンを放した時に | jQuery |
keypress(function) |
キーボードのボタンを押し、かつ、文字が入力された時に | jQuery |
関数 | 説明 | 戻り値 |
select(function) |
選択した時に | jQuery |
change(function) |
フォームの値が変わった時に <input>, <textarea>, <select>用 | jQuery |
submit(function) |
フォームが投稿された時に <form>用 | jQuery |
scroll(function) |
スクロールした時に 主に$(window)用 | jQuery |
resize(function) |
ブラウザのウインドウをリサイズした時に $(window)用 | jQuery |
ready(function) |
ブラウザの準備が完了した時に $(document)用。$(function)と同じ | jQuery |
関数 | 説明 | 戻り値 |
focus(function) |
フォーカスした時に | jQuery |
focusin(function) |
フォーカスした時に (親全てにイベントが伝わる) | jQuery |
blur(function) |
フォーカスが外れた時に | jQuery |
focusout(function) |
フォーカスが外れた時に (親全てにイベントが伝わる) | jQuery |
関数 | 説明 | 戻り値 |
ajaxStart(function) |
Ajaxリクエストが最初に送信される前に $(document)用 | jQuery |
ajaxSend(function) |
Ajaxリクエストが送信される前に $(document)用 | jQuery |
ajaxSuccess(function) |
Ajaxリクエストが成功した時に $(document)用 | jQuery |
ajaxError(function) |
Ajaxリクエストが失敗した時に $(document)用 | jQuery |
ajaxComplete(function) |
Ajaxリクエストが成否に関わらず完了した時に $(document)用 | jQuery |
ajaxStop(function) |
Ajaxリクエストが全て完了した時に $(document)用 | jQuery |
関数 | 説明 | 戻り値 |
on(event,selector,data,func) |
イベントと処理を割り当てる | jQuery |
one(event,selector,data,func) |
イベントと処理を割り当てる (1回だけ実行できる) | jQuery |
off(event,selector,func-name) |
割り当てたイベントを解除する | jQuery |
trigger(event) |
割り当てたイベントを実行する (ブラウザ標準のイベントも行う) | jQuery |
triggerHandler(event) |
割り当てたイベントを実行する (ブラウザ標準のイベントは行わない) | jQuery |
イベントオブジェクト
イベントオブジェクトはイベントが起きた時に、関数の第1引数に渡されるオブジェクトです
プロパティ | 説明 | 値 |
type |
イベントのタイプ (click,mouseover等) | String |
timeStamp |
イベントが発生した時刻 (UNIXタイム) | Number |
namespace |
イベントに設定した独自名 (イベントをtriggerで実行した時限定) | String |
data |
on()で設定した独自のデータ | Object |
result |
直前に実行されたイベント関数の戻り値 | Multi |
target |
イベントが発生した要素 | DOM |
currentTarget |
現在のイベントが実行中の要素 (伝播中ならその要素) | DOM |
delegateTarget |
現在のイベントが割り当てられている大元の要素 | DOM |
originalEvent |
jQueryイベントオブジェクトの元となるイベントオブジェクト | Object |
プロパティ | 説明 | 値 |
which |
押されたキー/ボタン (マウスだと左ボタンが1、中ボタンが2、右ボタンが3。キーコード表) | Number |
shiftKey |
Shiftキーが押されていたら真 | Boolean |
ctrlKey |
Ctrlキーが押されていたら真 | Boolean |
altKey |
Altキーが押されていたら真 | Boolean |
pageX |
マウスポインタのX位置 (ドキュメント上) | Number |
pageY |
マウスポインタのY位置 (ドキュメント上) | Number |
clientX |
マウスポインタのX位置 (ウインドウ上) | Number |
clientY |
マウスポインタのY位置 (ウインドウ上) | Number |
screenX |
マウスポインタのX位置 (モニタ上) | Number |
screenY |
マウスポインタのY位置 (モニタ上) | Number |
relatedTarget |
イベントが発生する前にマウスポインタが居た要素 (mouseover,mouseoutイベント限定) | DOM |
関数 | 説明 | 戻り値 |
preventDefault() |
ブラウザが標準で実行するイベントを無効にする | - |
stopPropagation() |
イベント伝播を無効にする | - |
stopImmediatePropagation() |
イベント伝播と他に設定したイベントも無効にする | - |
関数 | 説明 | 戻り値 |
isDefaultPrevented() |
ブラウザが標準で実行するイベントが無効なら真 | Boolean |
isPropagationStopped() |
イベント伝播が無効なら真 | Boolean |
isImmediatePropagationStopped() |
イベント伝播と他に設定したイベントも無効なら真 | Boolean |
関数 | 説明 | 戻り値 |
$.Event(event, object) |
イベントオブジェクトを作成する (作成したイベントオブジェクトはtrigger()に渡すと実行できます) | Event |
サイズと位置 (単位:px)
関数 | 説明 | 戻り値 |
width() |
要素の幅を返す | Number |
innerWidth() |
要素の幅を返す (+padding) | Number |
outerWidth() |
要素の幅を返す (+padding+border) | Number |
outerWidth(true) |
要素の幅を返す (+padding+border+margin) | Number |
height() |
要素の高さを返す | Number |
innerHeight() |
要素の高さを返す (+padding) | Number |
outerHeight() |
要素の高さを返す (+padding+border) | Number |
outerHeight(true) |
要素の高さを返す (+padding+border+margin) | Number |
関数 | 説明 | 戻り値 |
offset() |
ページ内の絶対位置を返す | Object |
position() |
親からの相対位置を返す | Object |
関数 | 説明 | 戻り値 |
scrollTop() |
縦スクロールバーの位置を返す (スクロールで隠れた長さと同等。主に$(window)用) | Number |
scrollLeft() |
横スクロールバーの位置を返す (スクロールで隠れた長さと同等。主に$(window)用) | Number |
scrollTop(n) |
縦スクロールバーの位置を設定する (0で一番上。主に$(window)用) | jQuery |
scrollLeft(n) |
横スクロールバーの位置を設定する (0で一番左。主に$(window)用) | jQuery |
アニメーション
関数 | 説明 | 戻り値 |
show(time,easing,func) |
斜め方向のフェード付アニメ。表示する | jQuery |
hide(time,easing,func) |
斜め方向のフェード付アニメ。隠す | jQuery |
toggle(time,easing,func) |
斜め方向のフェード付アニメ。表示されていたら隠し、隠れていたら表示する | jQuery |
slideDown(time,easing,func) |
縦方向のアニメ。表示する | jQuery |
slideUp(time,easing,func) |
縦方向のアニメ。隠す | jQuery |
slideToggle(time,easing,func) |
縦方向のアニメ。表示されていたら隠し、隠れていたら表示する | jQuery |
fadeIn(time,easing,func) |
フェードするアニメ。表示する | jQuery |
fadeOut(time,easing,func) |
フェードするアニメ。隠す | jQuery |
fadeToggle(time,easing,func) |
フェードするアニメ。表示されていたら隠し、隠れていたら表示する | jQuery |
fadeTo(time,alpha,easing,func) |
フェードするアニメ。指定した透明度までフェードする | jQuery |
関数 | 説明 | 戻り値 |
animate(css,time,easing,func) |
CSSの値を指定して、アニメーションする | jQuery |
関数 | 説明 | 戻り値 |
stop(flag1, flag2) |
現在のアニメを停止する (次のアニメがあれば次のアニメを開始します) | jQuery |
dequeue() |
次のアニメを開始する (現在のアニメは続行します) | jQuery |
clearQueue() |
次以降のアニメを全て削除する (現在のアニメは最終形態まで続行します) | jQuery |
finish() |
アニメをすべて終了する (キューの一番最後の最終形態になります) | jQuery |
delay(msec) |
次のアニメの開始を指定時間遅らせる (単位はミリ秒) | jQuery |
関数 | 説明 | 戻り値 |
queue() |
キューの内容を取得する | Array |
queue(function) |
キューに処理を追加する | jQuery |
プロパティ | 説明 | 値 |
$.fx.off |
アニメを全て無効にするなら真 | Boolean |
$.fx.interval |
アニメのフレームレート (単位はミリ秒で初期値は13) | Number |
アニメ操作まとめ
関数 | 現在のアニメ | 次のアニメ | 最後のアニメ |
stop() | 停止 | 開始 | 待機中 |
stop(true) | 停止 | なし | なし |
dequeue() | 続行 | 開始 | 待機中 |
clearQueue() | 続行 | なし | なし |
stop(false, true) | 最終形態 | 開始 | 待機中 |
stop(true, true) | 最終形態 | なし | なし |
finish() | 最終形態 | 最終形態 | 最終形態 |
コールバック
コールバックは複数の関数を1つにまとめて利用したい時に少し便利なオブジェクトです
関数 | 説明 | 戻り値 |
$.Callbacks(option) |
コールバックを作成する | Callbacks |
Callbacks.add(function) |
コールバックに関数を登録する (引数を増やせば複数登録できる) | Callbacks |
Callbacks.fire(arg) |
コールバックを実行する (登録された関数がすべて実行されます) | Callbacks |
Callbacks.fireWith(context, array) |
コールバック内のthisを設定し、コールバックを実行する | Callbacks |
Callbacks.disable() |
コールバックを実行できなくする | Callbacks |
Callbacks.lock() |
コールバックの内容を変更できないようロックする | Callbacks |
Callbacks.remove(func-name) |
コールバックから指定した関数を削除する | Callbacks |
Callbacks.empty() |
コールバックから関数をすべて削除する | Callbacks |
関数 | 説明 | 戻り値 |
Callbacks.has(func-name) |
コールバックに指定した関数が含まれていたら真 | Boolean |
Callbacks.fired() |
コールバックが1度でも実行されていたら真 | Boolean |
Callbacks.locked() |
コールバックがロックされていたら真 | Boolean |
Deferred
Deferredは複数の非同期処理を一括して監視したり、直列化したい時に少し便利なオブジェクトです
関数 | 説明 | 戻り値 |
$.when(Deferred1,Deferred2...) |
複数のDeferredを一括して監視する | Promise |
関数 | 説明 | 戻り値 |
Deferred.then(func1,func2,func3) |
成功時・失敗時・処理中時に実行する関数を一度に指定する (状態の変更も可能) | Promise |
Deferred.done(function) |
成功した時に実行する関数 | Deferred |
Deferred.fail(function) |
失敗した時に実行する関数 | Deferred |
Deferred.progress(function) |
処理中の時に実行する関数 (notify()が実行された時に実行される) | Deferred |
Deferred.always(function) |
完了した時に実行する関数 (成否は問わず、done/failの後に実行される) | Deferred |
関数 | 説明 | 戻り値 |
$.Deferred() |
Deferredを作成する (初期状態はpending(処理中)) | Deferred |
Deferred.promise() |
DeferredからPromiseを作成する (Promiseは状態を変更できないDeferredです) | Promise |
promise() |
jQueryオブジェクトからPromiseを作成する | Promise |
関数 | 説明 | 戻り値 |
Deferred.state() |
状態フラグを取得する (resolved(成功)、rejected(失敗)、pending(処理中)の3種類) | String |
Deferred.resolve(arg) |
成功フラグを立てる | Deferred |
Deferred.reject(arg) |
失敗フラグを立てる | Deferred |
Deferred.notify(arg) |
処理中ならばprogress()を実行する | Deferred |
関数 | 説明 | 戻り値 |
Deferred.resolveWith(context,arg) |
成功フラグを立てる | Deferred |
Deferred.rejectWith(context,arg) |
失敗フラグを立てる | Deferred |
Deferred.notifyWith(context,arg) |
処理中ならばprogress()を実行する | Deferred |
ユーティリティ
関数 | 説明 | 戻り値 |
$.each(array, function) |
配列またはオブジェクトに対してループ処理を行う | - |
$.map(array, function) |
配列またはオブジェクトに対してループ処理を行い、結果を配列で取得する | Array |
$.grep(array, function) |
配列に対してループ処理を行い、必要な値だけを配列で取得する | Array |
関数 | 説明 | 戻り値 |
$.merge(array1, array2) |
配列2を配列1に結合する (array1の中身は上書きされる) | Array |
$.extend(object1, object2) |
オブジェクト2をオブジェクト1に結合する (object1の中身は上書きされる) | Object |
$.inArray(value, array) |
配列内にvalueが存在すれば、その配列番号を返す (番号は0から始まる。存在しない場合は-1) | Number |
$.unique(array) |
配列内の重複を解消する (要素が入った配列限定) | Array |
$.makeArray(jQuery) |
jQueryオブジェクトが保有する全てのDOM要素を配列に入れる | Array |
関数 | 説明 | 戻り値 |
$.type(multi) |
型名を取得する (型名は小文字) | String |
$.trim(string) |
文字列の先頭と末尾にある空白文字をすべて削除する (半角空白・全角空白・タブ・改行) | String |
$.now() |
現在のUNIXタイムを取得する (単位はミリ秒) | Number |
$.proxy(func-name, object) |
指定関数内にあるthisを指定オブジェクトに変更した関数を返す | Function |
$.noop() |
空の関数を返す (function(){}のこと) | Function |
関数 | 説明 | 戻り値 |
$.isNumeric(n) |
数値なら真 (マイナス値、小数値、16進数も真) | Boolean |
$.isFunction(function) |
関数なら真 | Boolean |
$.isArray(array) |
配列なら真 | Boolean |
$.isPlainObject(object) |
オブジェクトなら真 | Boolean |
$.isEmptyObject(object) |
オブジェクトが空なら真 | Boolean |
$.isWindow(object) |
windowオブジェクトなら真 | Boolean |
$.isXMLDoc(xml) |
XMLドキュメントなら真 | Boolean |
$.hasData(A) |
要素Aが内部情報を持っていれば真 (DOM要素限定) | Boolean |
$.contains(A, B) |
要素Aに要素Bが含まれていたら真 (DOM要素限定) | Boolean |
関数 | 説明 | 戻り値 |
$.parseHTML(string) |
HTML文字列をDOM要素に変換する | DOM |
$.parseXML(string) |
XML文字列をXMLオブジェクトに変換する | XML |
$.parseJSON(string) |
JSON文字列をオブジェクトに変換する | Object |
$.globalEval(string) |
文字列をJavaScriptとして実行する (グローバル空間で実行される) | - |
関数 | 説明 | 戻り値 |
$.noConflict() |
$変数を使用不可にする (引数trueでjQuery変数も使用不可になる) | jQuery |
$.holdReady(true) |
$(function)の実行を保留する (引数falseで保留を解除できる) | - |
jQueryオブジェクト
関数 | 説明 | 戻り値 |
$("selector", context) |
セレクタにマッチした要素からjQueryオブジェクトを作成する | jQuery |
$("html", attr) |
HTML文字列からjQueryオブジェクトを作成する ($.parseHTML()も参考に) | jQuery |
$(DOM) |
DOM要素からjQueryオブジェクトを作成する | jQuery |
関数 | 説明 | 戻り値 |
$(function) |
ブラウザの準備が完了してから指定した関数を実行する | jQuery |
プロパティ | 説明 | 値 |
length |
jQueryオブジェクトが保有するDOM要素の数 | Number |
jquery |
jQueryのバージョン ($.fn.jqueryプロパティでも取得可能) | String |
プラグイン作成
プラグインを作成するとjQueryを独自に拡張することができます
プラグイン作成フォーマット
$.fn.関数名 = function(引数){
this.text("");
return this;
};
プロパティ | 説明 | 値 |
$.fn.関数名 |
プラグイン関数を1つ登録する | Function |
$.関数名 |
プラグイン関数を1つ登録する | Function |
関数 | 説明 | 戻り値 |
$.fn.extend(object) |
プラグイン関数を複数登録する (キーは関数名、値はfunction) | Object |
$.extend(object) |
プラグイン関数を複数登録する (キーは関数名、値はfunction) | Object |