jQueryクイックリファレンス

jQueryはJavaScriptのライブラリです。 jQueryを利用するとプログラムを簡単に記述できて、ブラウザ間の差異を吸収してくれるのが特徴です

jQuery基本構文
<script src="http://ajax.googleapis.com/ajax/libs/jquery/1.11.3/jquery.min.js"></script>
<script>
$(function(){
    $(".explain").mouseenter(function(){ //説明文にマウスを乗せると
        $("#hint").show();               //ヒントを表示します
    });
});
</script>

目次

自分選択

関数説明戻り値
$("selector") セレクタにマッチしたものを選択する (検索対象はページ全体)jQuery
$(this) 自分自身を選択するjQuery
$(document) documentオブジェクトを選択するjQuery
関数説明戻り値
filter(selector) 自分自身から~を選択する (子孫は検索対象外)jQuery
filter(function) 自分自身を1つ1つループ処理して絞り込むjQuery
add(selector) 自分自身に~を追加するjQuery
not(selector) 自分自身から~を除外する。filter()の反対になる (子孫は検索対象外)jQuery
is(selector) 自分自身が~の条件を満たしていれば真 (子孫は検索対象外)Boolean
関数説明戻り値
first() 最初を選択するjQuery
last() 最後を選択するjQuery
eq(n) n番目を選択する (nは0から始まる。最後は-1)jQuery
slice(n, m) n番目からm番目までを選択する (nは0から始まる。最後は-1。m省略時は最後まで選択される)jQuery
関数説明戻り値
end() 1つ前の選択に戻るjQuery
addBack(selector) 1つ前に選択したものを現在の選択に追加するjQuery
関数説明戻り値
get(n) jQueryオブジェクトからn番目のDOM要素を取得する (番号は0から。最後は-1)DOM
index() 自分自身が兄弟の中で何番目かを返す (番号は0から)Number
index(selector) セレクタにマッチした最初の要素の配列番号を返す (番号は0から。見つからなかったら-1)Number
toArray() jQueryオブジェクトが保有する全てのDOM要素を配列に入れるArray
関数説明戻り値
each(function) jQueryオブジェクト内の要素に対してループ処理を行うjQuery
map(function) jQueryオブジェクト内の要素に対してループ処理を行い、結果をjQueryオブジェクトで得るjQuery

HTML操作

関数説明戻り値
html() 中身の文字列を全て返す (子孫も含む)String
text() 中身でテキストの部分だけを全て返す (子孫も含む)String
関数説明戻り値
html(html) 中身を変更する (子孫は消える)jQuery
text(string) 中身を変更する (子孫は消える、引数の<>はエスケープされる)jQuery
empty() 中身を削除する (子孫も消える)jQuery
関数説明戻り値
replaceWith(html) 要素自体を置き換える (子孫は消える)jQuery
replaceWith(function) 要素自体を1つ1つループ処理して置き換えるjQuery
clone() 要素自体をコピーする (子孫も含む。引数trueでイベントなどの内部情報もコピーする)jQuery
remove() 要素自体を削除する (子孫も消える)jQuery
detach() 要素自体を削除する (remove()との違いはイベントなどの内部情報を削除せず維持する点です)jQuery
関数説明戻り値
prepend(html) 長男として加えるjQuery
append(html) 末っ子として加えるjQuery
before(html) 兄として加えるjQuery
after(html) 弟として加えるjQuery
関数説明戻り値
prependTo(selector) 長男として加える prepend()の文法違いjQuery
appendTo(selector) 末っ子として加える append()の文法違いjQuery
insertBefore(selector) 兄として加える before()の文法違いjQuery
insertAfter(selector) 弟として加える after()の文法違いjQuery
replaceAll(selector) 要素自体を置き換える replaceWith()の文法違いjQuery
関数説明戻り値
wrap(html) 外側をタグで挟むjQuery
wrapAll(html) 外側をまとめてタグで挟むjQuery
wrapInner(html) 内側をタグで挟むjQuery
unwrap() 親のタグを削除する (親の中身は削除されない)jQuery

属性操作

関数説明戻り値
attr(attr) 属性の値を取得する (最初の要素が対象)String
attr(attr, value) 属性に値を設定するjQuery
removeAttr(attr) 属性を削除するjQuery
css(property) CSSの値を取得する (最初の要素が対象)String
css(property, value) CSSに値を設定する (単位省略時はpx)jQuery
addClass(class) クラスを追加するjQuery
removeClass(class) クラスを削除するjQuery
toggleClass(class) クラスの追加/削除を切り替える (なければ追加し、あれば削除します)jQuery
hasClass(class) クラスが存在すれば真Boolean
関数説明戻り値
val() フォームに入力されている値を取得する (最初の要素が対象)Multi
val(value) フォームに値を入力するjQuery
関数説明戻り値
prop(property) プロパティの値を取得する (最初の要素が対象)Multi
prop(property, value) プロパティに値を設定するjQuery
removeProp(property) プロパティを削除するjQuery
関数説明戻り値
data(key) 独自データを取得する (最初の要素が対象)Object
data(key, value) 独自データを設定する (値には配列やオブジェクトも代入できる)jQuery
removeData(key) 独自データを削除するjQuery

家族選択

関数説明戻り値
find(selector) 子孫から検索する (自分自身は検索対象外)jQuery
has(selector) 子孫に~を持っているものを選択するjQuery
関数説明戻り値
children(selector) 子をすべて選択する (選択対象にテキストは含まず、検索対象に孫は含まず)jQuery
contents(selector) 子をすべて選択する (children()との違いはテキストも選択される点)jQuery
関数説明戻り値
parent(selector) 1つ上の親を選択する (検索対象は1つ上の親のみ)jQuery
parents(selector) 親をすべて選択する (検索対象は直系の親すべて)jQuery
parentsUntil(selector) 指定した親の手前まですべて選択するjQuery
closest(selector) セレクタにマッチした一番近い親を選択する (検索対象は自分を含めて直系の親すべて)jQuery
offsetParent() CSSのpositionが設定されている一番近い親を選択する (値はabsolute,relative,fixed限定)jQuery
関数説明戻り値
prev(selector) 1つ上の兄を選択するjQuery
prevAll(selector) 兄をすべて選択するjQuery
prevUntil(selector) 指定した兄の手前まで選択する (自分は含まず)jQuery
next(selector) 1つ下の弟を選択するjQuery
nextAll(selector) 弟をすべて選択するjQuery
nextUntil(selector) 指定した弟の手前まで選択する (自分は含まず)jQuery
siblings(selector) 兄弟をすべて選択する (自分は含まず)jQuery

セレクタ

CSSでHTMLを選択するのと同じように、$("セレクタ")とするだけで該当するHTMLを選択できます

セレクタ説明
AB AかつBを選択する。AND条件 (空白を空けずに記述)
A, B AまたはBを選択する。OR条件 (コンマ区切りで記述)
A B 親Aの子孫Bを選択する (孫も含む)
A > B 親Aの子Bを選択する (孫は含まない)
A + B Aの1つ下の弟Bを選択する
A ~ B Aの弟Bをすべて選択する
* 全ての要素を選択する
セレクタ説明
tag タグ名から選択する
#id ID名から選択する
.class クラス名から選択する
セレクタ説明
[attr] attr属性を持つものを選択する
[attr = 'value'] attr属性の値がvalueであるものを選択する
[attr != 'value'] attr属性の値がvalueでないものを選択する *
[attr ^= 'value'] attr属性の値でvalueの文字で始まるものを選択する
[attr *= 'value'] attr属性の値でvalueの文字を含むものを選択する
[attr $= 'value'] attr属性の値でvalueの文字で終わるものを選択する
[attr ~= 'value'] attr属性の値の1つがvalueであるものを選択する
[attr |= 'value'] attr属性の値がvalueであるもの、または、value-で始まるものを選択する
セレクタ説明
:first 最初を選択する *
:last 最後を選択する *
:eq(n) n番目を選択する (nは0から始まる。-1は最後) *
:gt(n) n番より大きいものを選択する (nは0から始まる。-1は最後) *
:lt(n) n番より小さいものを選択する (nは0から始まる。-1は最後) *
:even 偶数を選択する (番号は0から始まる) *
:odd 奇数を選択する (番号は0から始まる) *
セレクタ説明
A:first-child 兄弟の中で最初がAならAを選択する
A:last-child 兄弟の中で最後がAならAを選択する
A:nth-child(n) 兄弟の中でn番目がAならAを選択する (nは1から始まる)
A:nth-last-child(n) 兄弟の中で最後からn番目がAならAを選択する (nは1から始まる)
セレクタ説明
A:first-of-type 兄弟の中で最初のAを選択する
A:last-of-type 兄弟の中で最後のAを選択する
A:nth-of-type(n) 兄弟の中でn番目のAを選択する (nは1から始まる)
A:nth-last-of-type(n) 兄弟の中で最後からn番目のAを選択する (nは1から始まる)
セレクタ説明
A:only-child Aが一人っ子の場合にAを選択する
A:only-of-type 兄弟の中にAが1人だけの場合にAを選択する
セレクタ説明
:contains('string') 中身に指定した文字列が含まれていたら選択する (孫以下のテキストも検索対象)
:has('selector') 子孫に~を持っているものを選択する *
:parent 子を持つ親を選択する (子にはテキストも含む) *
:empty 子を持たない親を選択する (子にテキストも持たない)
セレクタ説明
:checked チェックされているものを選択する (checkboxとradioのみ有効)
:selected 選択されているものを選択する (optionのみ有効) *
:enabled 有効なものを選択する
:disabled 無効なものを選択する
:focus フォーカスが当たっているものを選択する
セレクタ説明
:visible 見えるものを選択する
:hidden 見えないものを選択する (見えない=表示サイズがゼロ) *
:animated アニメーション中のものを選択する *
:not('selector') ~にマッチしないものを選択する *
:header 見出し要素を選択する (h1,h2,h3,h4,h5,h6) *
:lang('xx') lang属性がxxのものを選択する
:target ユーザが#付きのURLで移動した場合、そのIDを持つものを選択する
:root ドキュメントの基点を選択する (<html>のこと)

Ajax

Ajaxで通信できるのは原則的に内部サイト限定で、文字コードはUTF-8限定です

$.ajax()を使ったデータ送信例
$.ajax({
    url : $("form").attr('action'),
    type: $("form").attr('method'),
    data: $("form").serialize(),
    success: function(response) {
        alert(response);
    },
    error: function(xhr) {
        alert(xhr.responseText);
    }
});
関数説明戻り値
load("URL selector") ページを読み込んで表示するjQuery
load("URL selector", query, func) ページを読み込んで表示するjQuery
関数説明戻り値
$.get(url,query,func,dataType) GETを実行して成功時に関数を実行する ($.ajax()の簡易版)jqXHR
$.post(url,query,func,dataType) POSTを実行して成功時に関数を実行する ($.ajax()の簡易版)jqXHR
$.getJSON(url,query,func) JSONを取得して成功時に関数を実行する ($.ajax()の簡易版)jqXHR
$.getScript(url,func) JavaScriptを読み込んで実行する ($.ajax()の簡易版)jqXHR
$.ajax(object) Ajaxを実行する (引数に通信設定を記載したオブジェクトを指定する)jqXHR
関数説明戻り値
$.ajaxSetup(object) 通信設定の初期値を設定する (引数に通信設定を記載したオブジェクトを指定する)-
$.ajaxPrefilter(dataType,func) $.ajax()を拡張して通信設定を独自に制御する-
$.ajaxTransport(dataType,func) $.ajax()を拡張してsendとabortを独自に制御する-
関数説明戻り値
serialize() フォームの内容からクエリ文字列を作成する (name属性がある要素が対象)String
serializeArray() フォームの内容を配列にするArray
$.param(array) 配列またはオブジェクトからクエリ文字列を作成するString

Ajaxの通信設定 $.ajaxSettings

Ajaxの通信設定は主に$.ajax()の引数に渡す形で利用します

プロパティ説明
url 送信先のURL (初期値は現在のページ)String
type リクエストメソッド。GETやPOST (初期値はGET)String
data サーバに送信するデータ (URLエンコードした文字列またはオブジェクト)String
dataType サーバから取得するデータの形式。html,text,xml,json,jsonp,scriptのどれか (初期値は自動判断)String
context 関数内にあるthisを指定オブジェクトに変更する (Ajaxのコールバック関数全てに適用される)Object
beforeSend 通信が開始する前に実行する関数Function
success 通信が成功した時に実行する関数Function
error 通信が失敗した時に実行する関数Function
complete 通信が完了した時に実行する関数 (通信の成否は問わず、success/errorの後に実行される)Function
statusCode HTTP応答ステータス毎に実行する関数 (キーは応答ステータスの数字、値は関数)Object
プロパティ説明
timeout リクエストのタイムアウト (単位はミリ秒)Number
cache リクエスト結果をキャッシュするなら真 (初期値はtrue。jsonp,scriptの場合はfalse)Boolean
async 通信を非同期に実行するなら真 (初期値はtrue)Boolean
crossDomain 違うドメインと通信するなら真 (初期値は自動判定)Boolean
processData dataにオブジェクトを渡した場合、それをURLエンコードするなら真 (初期値はtrue)Boolean
traditional URLエンコードを古い方式で行うなら真 (初期値はfalse)Boolean
headers 追加したいHTTP送信ヘッダ (キーはヘッダ名、値はヘッダ値)Object
contentType HTTP送信ヘッダのContent-Type値String
accepts HTTP送信ヘッダのAccept値 (キーはdataType、値はMIMEタイプ)Object
username ベーシック認証等のユーザ名String
password ベーシック認証等のパスワードString
mimeType HTTP応答ヘッダのContent-Type値(MIMEタイプ)を上書きする値String
contents MIMEタイプを正規表現に掛けてdataTypeと結びつける (キーはdataType、値は正規表現)Object
converters dataType毎にデータ変換方法を設定する (キーはdataType、値は関数)Object
dataFilter 生のレスポンスデータを処理する関数Function
ifModified リクエスト結果が更新された時のみ通信成功とするなら真 (初期値はfalse)Boolean
jsonp JSONPでURLのクエリ部に付与するキー (初期値はcallback)String
jsonpCallback JSONPでURLのクエリ部に付与する値 (初期値は自動)String
scriptCharset 外部から読み込むJavaScriptの文字コード (dataTypeがscript,jsonpの時限定)String
isLocal ファイルシステムなどローカルなプロトコルを使用するなら真Boolean
global $(document)に設定したAjaxイベントを実行するなら真 (初期値はtrue)Boolean
xhr XMLHttpRequestオブジェクトを作成してそれを返す関数 (初期値は自動)Function
xhrFields XMLHttpRequestオブジェクトのプロパティと値を設定するObject

jqXHRオブジェクト

jqXHRオブジェクトは$.ajax()の戻り値です。success/errorの引数でも利用します。XMLHttpRequestと互換性があり、Deferredとしても使えます

関数説明戻り値
abort() 現在の接続を中断する-
setRequestHeader(name,value) HTTP要求ヘッダを追加する-
getAllResponseHeaders() HTTP応答ヘッダをすべて取得するString
getResponseHeader(name) 指定したHTTP応答ヘッダを取得するString
statusCode() 通信設定のstatusCodeを実行するjqXHR
プロパティ説明
responseText サーバから取得したデータ。文字列形式String
responseXML サーバから取得したデータ。XMLオブジェクト形式XML
readyState 現在の通信の状態 (0~4の数字)Number
status 応答ステータスの数字 (404や200のこと)Number
statusText 応答ステータスの文字列 (「Not Found」や「OK」のこと)String

イベント

イベントを利用すると「~された時に~を実行する」という処理を記述することができます

イベントの利用例
$("a").click(function(event){
    alert(event.timeStamp);
    return false;
});
関数説明戻り値
click(function) マウスをクリックした時にjQuery
dblclick(function) マウスをダブルクリックした時にjQuery
mousedown(function) マウスボタンを押した時にjQuery
mouseup(function) マウスボタンを放した時にjQuery
mouseenter(function) マウスポインタが外側から入ってきた時にjQuery
mouseleave(function) マウスポインタが外側に出ていった時にjQuery
hover(function1, function2) マウスポインタが出入りした時に (mouseenter+mouseleaveの省略記法)jQuery
関数説明戻り値
mouseover(function) マウスポインタが乗った時は常に (mouseenterの使用をオススメします)jQuery
mouseout(function) マウスポインタが降りた時に (mouseleaveの使用をオススメします)jQuery
mousemove(function) マウスポインタが動いた時は常に (動作が重いので使用に注意)jQuery
関数説明戻り値
keydown(function) キーボードのボタンを押した時にjQuery
keyup(function) キーボードのボタンを放した時にjQuery
keypress(function) キーボードのボタンを押し、かつ、文字が入力された時にjQuery
関数説明戻り値
select(function) 選択した時にjQuery
change(function) フォームの値が変わった時に <input>, <textarea>, <select>用jQuery
submit(function) フォームが投稿された時に <form>用jQuery
scroll(function) スクロールした時に 主に$(window)用jQuery
resize(function) ブラウザのウインドウをリサイズした時に $(window)用jQuery
ready(function) ブラウザの準備が完了した時に $(document)用。$(function)と同じjQuery
関数説明戻り値
focus(function) フォーカスした時にjQuery
focusin(function) フォーカスした時に (親全てにイベントが伝わる)jQuery
blur(function) フォーカスが外れた時にjQuery
focusout(function) フォーカスが外れた時に (親全てにイベントが伝わる)jQuery
関数説明戻り値
ajaxStart(function) Ajaxリクエストが最初に送信される前に $(document)用jQuery
ajaxSend(function) Ajaxリクエストが送信される前に $(document)用jQuery
ajaxSuccess(function) Ajaxリクエストが成功した時に $(document)用jQuery
ajaxError(function) Ajaxリクエストが失敗した時に $(document)用jQuery
ajaxComplete(function) Ajaxリクエストが成否に関わらず完了した時に $(document)用jQuery
ajaxStop(function) Ajaxリクエストが全て完了した時に $(document)用jQuery
関数説明戻り値
on(event,selector,data,func) イベントと処理を割り当てるjQuery
one(event,selector,data,func) イベントと処理を割り当てる (1回だけ実行できる)jQuery
off(event,selector,func-name) 割り当てたイベントを解除するjQuery
trigger(event) 割り当てたイベントを実行する (ブラウザ標準のイベントも行う)jQuery
triggerHandler(event) 割り当てたイベントを実行する (ブラウザ標準のイベントは行わない)jQuery

イベントオブジェクト

イベントオブジェクトはイベントが起きた時に、関数の第1引数に渡されるオブジェクトです

プロパティ説明
type イベントのタイプ (click,mouseover等)String
timeStamp イベントが発生した時刻 (UNIXタイム)Number
namespace イベントに設定した独自名 (イベントをtriggerで実行した時限定)String
data on()で設定した独自のデータObject
result 直前に実行されたイベント関数の戻り値Multi
target イベントが発生した要素DOM
currentTarget 現在のイベントが実行中の要素 (伝播中ならその要素)DOM
delegateTarget 現在のイベントが割り当てられている大元の要素DOM
originalEvent jQueryイベントオブジェクトの元となるイベントオブジェクトObject
プロパティ説明
which 押されたキー/ボタン (マウスだと左ボタンが1、中ボタンが2、右ボタンが3。キーコード表)Number
shiftKey Shiftキーが押されていたら真Boolean
ctrlKey Ctrlキーが押されていたら真Boolean
altKey Altキーが押されていたら真Boolean
pageX マウスポインタのX位置 (ドキュメント上)Number
pageY マウスポインタのY位置 (ドキュメント上)Number
clientX マウスポインタのX位置 (ウインドウ上)Number
clientY マウスポインタのY位置 (ウインドウ上)Number
screenX マウスポインタのX位置 (モニタ上)Number
screenY マウスポインタのY位置 (モニタ上)Number
relatedTarget イベントが発生する前にマウスポインタが居た要素 (mouseover,mouseoutイベント限定)DOM
関数説明戻り値
preventDefault() ブラウザが標準で実行するイベントを無効にする-
stopPropagation() イベント伝播を無効にする-
stopImmediatePropagation() イベント伝播と他に設定したイベントも無効にする-
関数説明戻り値
isDefaultPrevented() ブラウザが標準で実行するイベントが無効なら真Boolean
isPropagationStopped() イベント伝播が無効なら真Boolean
isImmediatePropagationStopped() イベント伝播と他に設定したイベントも無効なら真Boolean
関数説明戻り値
$.Event(event, object) イベントオブジェクトを作成する (作成したイベントオブジェクトはtrigger()に渡すと実行できます)Event

サイズと位置 (単位:px)

関数説明戻り値
width() 要素の幅を返すNumber
innerWidth() 要素の幅を返す (+padding)Number
outerWidth() 要素の幅を返す (+padding+border)Number
outerWidth(true) 要素の幅を返す (+padding+border+margin)Number
height() 要素の高さを返すNumber
innerHeight() 要素の高さを返す (+padding)Number
outerHeight() 要素の高さを返す (+padding+border)Number
outerHeight(true) 要素の高さを返す (+padding+border+margin)Number
関数説明戻り値
offset() ページ内の絶対位置を返すObject
position() 親からの相対位置を返すObject
関数説明戻り値
scrollTop() 縦スクロールバーの位置を返す (スクロールで隠れた長さと同等。主に$(window)用)Number
scrollLeft() 横スクロールバーの位置を返す (スクロールで隠れた長さと同等。主に$(window)用)Number
scrollTop(n) 縦スクロールバーの位置を設定する (0で一番上。主に$(window)用)jQuery
scrollLeft(n) 横スクロールバーの位置を設定する (0で一番左。主に$(window)用)jQuery

アニメーション

関数説明戻り値
show(time,easing,func) 斜め方向のフェード付アニメ。表示するjQuery
hide(time,easing,func) 斜め方向のフェード付アニメ。隠すjQuery
toggle(time,easing,func) 斜め方向のフェード付アニメ。表示されていたら隠し、隠れていたら表示するjQuery
slideDown(time,easing,func) 縦方向のアニメ。表示するjQuery
slideUp(time,easing,func) 縦方向のアニメ。隠すjQuery
slideToggle(time,easing,func) 縦方向のアニメ。表示されていたら隠し、隠れていたら表示するjQuery
fadeIn(time,easing,func) フェードするアニメ。表示するjQuery
fadeOut(time,easing,func) フェードするアニメ。隠すjQuery
fadeToggle(time,easing,func) フェードするアニメ。表示されていたら隠し、隠れていたら表示するjQuery
fadeTo(time,alpha,easing,func) フェードするアニメ。指定した透明度までフェードするjQuery
関数説明戻り値
animate(css,time,easing,func) CSSの値を指定して、アニメーションするjQuery
関数説明戻り値
stop(flag1, flag2) 現在のアニメを停止する (次のアニメがあれば次のアニメを開始します)jQuery
dequeue() 次のアニメを開始する (現在のアニメは続行します)jQuery
clearQueue() 次以降のアニメを全て削除する (現在のアニメは最終形態まで続行します)jQuery
finish() アニメをすべて終了する (キューの一番最後の最終形態になります)jQuery
delay(msec) 次のアニメの開始を指定時間遅らせる (単位はミリ秒)jQuery
関数説明戻り値
queue() キューの内容を取得するArray
queue(function) キューに処理を追加するjQuery
プロパティ説明
$.fx.off アニメを全て無効にするなら真Boolean
$.fx.interval アニメのフレームレート (単位はミリ秒で初期値は13)Number
アニメ操作まとめ
関数現在のアニメ次のアニメ最後のアニメ
stop()停止開始待機中
stop(true)停止なしなし
dequeue()続行開始待機中
clearQueue()続行なしなし
stop(false, true)最終形態開始待機中
stop(true, true)最終形態なしなし
finish()最終形態最終形態最終形態

コールバック

コールバックは複数の関数を1つにまとめて利用したい時に少し便利なオブジェクトです

関数説明戻り値
$.Callbacks(option) コールバックを作成するCallbacks
Callbacks.add(function) コールバックに関数を登録する (引数を増やせば複数登録できる)Callbacks
Callbacks.fire(arg) コールバックを実行する (登録された関数がすべて実行されます)Callbacks
Callbacks.fireWith(context, array) コールバック内のthisを設定し、コールバックを実行するCallbacks
Callbacks.disable() コールバックを実行できなくするCallbacks
Callbacks.lock() コールバックの内容を変更できないようロックするCallbacks
Callbacks.remove(func-name) コールバックから指定した関数を削除するCallbacks
Callbacks.empty() コールバックから関数をすべて削除するCallbacks
関数説明戻り値
Callbacks.has(func-name) コールバックに指定した関数が含まれていたら真Boolean
Callbacks.fired() コールバックが1度でも実行されていたら真Boolean
Callbacks.locked() コールバックがロックされていたら真Boolean

Deferred

Deferredは複数の非同期処理を一括して監視したり、直列化したい時に少し便利なオブジェクトです

関数説明戻り値
$.when(Deferred1,Deferred2...) 複数のDeferredを一括して監視する Promise
関数説明戻り値
Deferred.then(func1,func2,func3) 成功時・失敗時・処理中時に実行する関数を一度に指定する (状態の変更も可能)Promise
Deferred.done(function) 成功した時に実行する関数Deferred
Deferred.fail(function) 失敗した時に実行する関数Deferred
Deferred.progress(function) 処理中の時に実行する関数 (notify()が実行された時に実行される)Deferred
Deferred.always(function) 完了した時に実行する関数 (成否は問わず、done/failの後に実行される)Deferred
関数説明戻り値
$.Deferred() Deferredを作成する (初期状態はpending(処理中))Deferred
Deferred.promise() DeferredからPromiseを作成する (Promiseは状態を変更できないDeferredです)Promise
promise() jQueryオブジェクトからPromiseを作成するPromise
関数説明戻り値
Deferred.state() 状態フラグを取得する (resolved(成功)、rejected(失敗)、pending(処理中)の3種類)String
Deferred.resolve(arg) 成功フラグを立てるDeferred
Deferred.reject(arg) 失敗フラグを立てるDeferred
Deferred.notify(arg) 処理中ならばprogress()を実行するDeferred
関数説明戻り値
Deferred.resolveWith(context,arg) 成功フラグを立てるDeferred
Deferred.rejectWith(context,arg) 失敗フラグを立てるDeferred
Deferred.notifyWith(context,arg) 処理中ならばprogress()を実行するDeferred

ユーティリティ

関数説明戻り値
$.each(array, function) 配列またはオブジェクトに対してループ処理を行う-
$.map(array, function) 配列またはオブジェクトに対してループ処理を行い、結果を配列で取得するArray
$.grep(array, function) 配列に対してループ処理を行い、必要な値だけを配列で取得するArray
関数説明戻り値
$.merge(array1, array2) 配列2を配列1に結合する (array1の中身は上書きされる)Array
$.extend(object1, object2) オブジェクト2をオブジェクト1に結合する (object1の中身は上書きされる)Object
$.inArray(value, array) 配列内にvalueが存在すれば、その配列番号を返す (番号は0から始まる。存在しない場合は-1)Number
$.unique(array) 配列内の重複を解消する (要素が入った配列限定)Array
$.makeArray(jQuery) jQueryオブジェクトが保有する全てのDOM要素を配列に入れるArray
関数説明戻り値
$.type(multi) 型名を取得する (型名は小文字)String
$.trim(string) 文字列の先頭と末尾にある空白文字をすべて削除する (半角空白・全角空白・タブ・改行)String
$.now() 現在のUNIXタイムを取得する (単位はミリ秒)Number
$.proxy(func-name, object) 指定関数内にあるthisを指定オブジェクトに変更した関数を返すFunction
$.noop() 空の関数を返す (function(){}のこと)Function
関数説明戻り値
$.isNumeric(n) 数値なら真 (マイナス値、小数値、16進数も真)Boolean
$.isFunction(function) 関数なら真Boolean
$.isArray(array) 配列なら真Boolean
$.isPlainObject(object) オブジェクトなら真Boolean
$.isEmptyObject(object) オブジェクトが空なら真Boolean
$.isWindow(object) windowオブジェクトなら真Boolean
$.isXMLDoc(xml) XMLドキュメントなら真Boolean
$.hasData(A) 要素Aが内部情報を持っていれば真 (DOM要素限定)Boolean
$.contains(A, B) 要素Aに要素Bが含まれていたら真 (DOM要素限定)Boolean
関数説明戻り値
$.parseHTML(string) HTML文字列をDOM要素に変換するDOM
$.parseXML(string) XML文字列をXMLオブジェクトに変換するXML
$.parseJSON(string) JSON文字列をオブジェクトに変換するObject
$.globalEval(string) 文字列をJavaScriptとして実行する (グローバル空間で実行される)-
関数説明戻り値
$.noConflict() $変数を使用不可にする (引数trueでjQuery変数も使用不可になる)jQuery
$.holdReady(true) $(function)の実行を保留する (引数falseで保留を解除できる)-

jQueryオブジェクト

関数説明戻り値
$("selector", context) セレクタにマッチした要素からjQueryオブジェクトを作成するjQuery
$("html", attr) HTML文字列からjQueryオブジェクトを作成する ($.parseHTML()も参考に)jQuery
$(DOM) DOM要素からjQueryオブジェクトを作成するjQuery
関数説明戻り値
$(function) ブラウザの準備が完了してから指定した関数を実行するjQuery
プロパティ説明
length jQueryオブジェクトが保有するDOM要素の数Number
jquery jQueryのバージョン ($.fn.jqueryプロパティでも取得可能)String

プラグイン作成

プラグインを作成するとjQueryを独自に拡張することができます

プラグイン作成フォーマット
$.fn.関数名 = function(引数){
    this.text("");
    return this;
};
プロパティ説明
$.fn.関数名 プラグイン関数を1つ登録するFunction
$.関数名 プラグイン関数を1つ登録するFunction
関数説明戻り値
$.fn.extend(object) プラグイン関数を複数登録する (キーは関数名、値はfunction)Object
$.extend(object) プラグイン関数を複数登録する (キーは関数名、値はfunction)Object